自由とは何でしょうか?
日本人の自由の価値観は?
既にその概念は平安時代にはあったようですが、
「わがまま」「身勝手」「気まま」
これがその当時の自由の概念。
そして日本人がイメージする自由。
私が中学のころ、自由とは?と先生に聞くと
「本当に自由になりたければ、無人島で一人で生きてゆくことだ」
と・・・・
日本の教育者ですらこの程度の価値観しか持っていません。
夏目漱石の「私の個人主義」の中には
「我は我の行くべき道を勝手に行くだけで、それと同時に、他人の行くべき道を妨げない」とあり、また
「義務心を持っていない自由は本当の自由ではない・・・そうした我儘な自由は決して社会に存在しえない」とも書いてあります。
能動的な自由の概念から受動的な自由の概念に変化しました。
然し聖書(世界)の中の自由とは?
『兄弟たち。あなたがたは自由を与えられるために召されたのです。ただ、その自由を肉の働く機会としないで、愛をもって互いに仕え合いなさい』ガラテヤ人 5-13
これはつまり自由とは能動的(利己的)でも受動的(被虐的)でもない、と言うことです。
愛をもってすれば、実は誰でもが自由なのです。
あなたが自由でなければ、私は決して自由にはなれません。何故なら私があなたの自由を奪った瞬間に、あなたも私の自由を奪うからです。これが憎しみです。
愛を持ってすれば、私は貴方の自由を奪くことは決してできないし、あなたが私の自由を奪くことも絶対にできないのです。
そして、それはこの一句に集約されます。
『あなたの隣人をあなた自身のように愛しなさい』レビ記 19-18
これが私の「自由」と言う概念の結論です。
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